院長ブログ

ゆっくり急げ~Fastina lente~

未来は変えられる
2016.9.12

未来は変えられる

リオのパラリンピックが開催されています。

障害を持つ人たちの運動能力に驚かされ。

その選手の輝きと、ここまでの人生を思い、

五体満足な自分の不甲斐なさを思います。

 

みなさんが、当たり前すぎて意識していないかもしれませんが。

病気もまたハンディキャップであり

不公平です。

生まれながらに病気の人、

望まぬ遺伝子を持っている人、

同じようにタバコを吸っても

全く元気でいる人もいるし、呼吸器の病気になる人もいます。

同じ生活をしていても

生活習慣病になる人もいるし、ならない人もいます。

アレルギーで苦しむ人もいれば、全く関係のない人もいます。

喘息やアレルギー性鼻炎で

運動や勉強で良い成績が残せない人もいます。

 

格差社会、貧困がクローズアップされるようになり、

選挙のたびに焦点の一つとなり、

テレビなどマスコミでも頻繁に取り上げられています。

「貧困から抜け出せない」

それぞれの立場から、それぞれの意見があり、

それぞれに正しくおもえ、

それぞれに、わがままにも思えます。

 

格差社会の問題は地球規模でも議論されていますが、

結局は「難しい問題ですね」となり

現在の社会の複雑さを思うことになります。

格差を克服すること、

未来の希望を持つこと

貧困から抜け出すことは簡単ではないと思います。

しかし、

病気や障害といった、ハンディキャップを持ちながら

正面から向き合っている人達を見ると

やっぱり、未来は変えられると思えるのです。

過去は変えられない

障害や病気を乗り越えられないことも多い

誰もが美しいストーリーを描けるわけではない。

その変化はほんの少しかもしれない。

それでも、そして誰でも

今から未来へは変えることができる。

パラリンピックの選手を見ていると

そんなことを思えるのです。

 

==甘利内科呼吸器科クリニック==呼吸器内科==長野市==アレルギー科==

 

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