4月、今年も某製薬メーカーさんの新入社員研修の講師を務めてきました。
昨年 1度限で引き受けた講師ですが、
「今年も是非・・」とご依頼いただき、頼まれると断れない性格で引き受けてしまいました。
今年の講義で新入社員の方々に伝えたいと思ったことがあります。
製薬メーカーが薬を宣伝したり売ったりするのは、直接的には処方する資格を持つ医師です。
しかし、実際にその薬を内服するのは患者さんだということです。
つまり、ターゲットは医師でも、エンドユーザーは患者さんなのです。
目の前の医師に気に入られて使ってもらうことに夢中になることも大切ですが、
是非、その薬を内服する患者さんのことまで思いを巡らせて欲しいことです。
一部上場企業に勤める立派なサラリーマンですが、実は医療活動の一環を確実に担っています。
彼らの仕事が患者さんに還元される・・・大きな医療の循環の中にいることを自覚できれば、
自分の仕事にやり甲斐と誇りがさらに高まると思います。
がんばれ、次の世代の若者たち、
前の世代の後ろを歩くのではなく、
乗り越える、いや遙か上を飛び越えていってください。
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