先日、気管支喘息の研究会に参加するため神戸に行って来ました。
せっかくの神戸・・・夕食はちょっと贅沢をして神戸牛を食べようと地元で評判の鉄板焼きのお店に出かけました。三宮の繁華街にある雑居ビルはお世辞にも綺麗とは言えませんが、お店に入ると鉄板焼きのお店とは思えない清潔感があります。従業員さんの身なりも態度も言葉遣いも申し分ありません。さすが評判のお店だと感心し楽しく食事が進みました。いよいよお肉を焼く順番になり美味しそうに焼けているお肉と立ち上がる煙を目で追って驚きました。煙の吸い込まれる排気口の中まで綺麗に磨かれているのです。目の前の鉄板と同じように汚れが見当たらないのです。排気口の角やネジの部分も目をこらして眺めたのですが、油がこびりついている部分が見つかりません。ジュージューと音を立てているお肉に重なって、営業が終わった後に丹念に排気口を磨いている従業員の姿が思い浮かびました。お肉がすばらしく美味しかったのは言うまでもありません。
美味しいお料理や良い評判というのは、小さな事や人の目には触れないようなことに一つ一つに気持ちを込めることで築かれていくのだ・・・と感じました。美味しいお料理をいただくのと一緒に、大切なことを教えていただいた夕食でした。
長野市 呼吸器内科 アレルギー科 甘利内科呼吸器科クリニック