長野市の内科・呼吸器科・アレルギー科 医療法人甘利クリニック

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ここ数日猛暑となり、ニュースでも連日熱中症についての報道が続いている。

先日も運動公園で運動していて体調を崩したという電話相談があったが、なぜこの猛暑の中で運動していたのか・・・と疑問に思った。

熱中症は大きく熱痙攣、熱疲労、熱射病に分けられる。この中でもっとも重症なのは熱射病で古典的熱射病と運動性熱射病に分けられる。

古典的熱射病はお年寄りや小児に発症するもので死亡率40%の危険な熱射病である。

運動性熱射病は運動中に倒れるもので急性発症する。横紋筋融解症を伴うことがあり死亡率が10%もある。10人に1人は死亡してしまう病気なのである。

夏の甲子園を見ても思うのだが炎天下で運動しすぎるように思う。熱射病を起こすべくして起こしているケースが多いのではないか?

昼休みの往診時に観察すると、炎天下の日中に畑仕事をしている農家の方を見かけることはほとんどない。炎天下での作業が危険であることをきちんと分かっているのである。

夏だ!!青春だ!!部活だ!!!も良いが、もう少し農家の方の知恵を見習ってみたらいかがなものか・・・

 


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先日、沖縄にダイビングに行って来ました。海から離れた長野に住んでいるので、1年に1回のペースですが沖縄にダイビングに出かけるのが楽しみになっています。腕前は?というとダイビングのライセンスを取ったのが48歳で、その後1年に1回のペースですから、今回でようやく13本といつまでたってもビギナーの状態です。

私がダイビングに興味を持ったのは、ある患者様のお話をお聞きしたことがきっかけでした。その患者様は詳しくは書きませんが大変辛い思いを抱えて毎日生活されています。ある日外来を受診された際に「ダイビングのライセンスを取りたいので診断書をお願いしたい」とご依頼を受けました。しばらくして「そう言えば、ダイビングはいかがですか?」とお聞きしたところ、「水中にいるとそこは別の世界で辛い気持ちが軽くなるんです・・・」とお話ししてくれました。その患者様の言葉が気になり、次第に「自分もその別の世界を見てみたい」と思うようになりました。

実際、水中に潜ると別の世界が開けます。当たり前ですが水中生物の住み家にお邪魔しているわけですから、陸上とは違う世界が広がっています。「全く別の世界・・・」は水中に入った瞬間から開けますから、私のようなビギナーでも十分に味わえるのです。

毎日の生活に疲れたら・・・ちょっと違う世界をのぞきに行ってみませんか?


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夏の高校野球が始まりました。

当院に通院されている高校球児の活躍も気になるところです。

運動選手で通院されている方のほとんどは気管支喘息です。

気管支喘息は増え続けていますから、運動選手にも多くの気管支喘息の方がいらっしゃいます。オリンピックに出場したアメリカチームの選手の喘息罹患率は21.9%と報告されていますので、実にアメリカの選手の5人に1人が気管支喘息の治療を受けていたことになります。

日本でも気管支喘息の治療をしながら活躍する運動選手は大勢います。スピードスケート金メダリストの清水宏保選手が有名ですが、他にもサッカーの岡崎慎司選手やゴルフの福嶋晃子選手など喘息を克服して結果を残してきている選手が多くいらっしゃいます。http://zensoku.jp/athlete/index.html

 気管支喘息は気道が狭くなり呼吸がしづらくなる病気ですから、極限で戦うスポーツ選手にとって、ほんのわずかな喘息症状でも命取りになります。

ほんの少し気管支喘息のコントロールが乱れれば、今までの血のにじむような努力も水の泡になってしまうかもしれません。

当院に通院されている高校球児の皆さんが、どうか実力を十分に出し切れる夏でありますように・・・主治医としては祈らずにはいれません。


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