先日診察中にある患者さんと年齢の話になりました。
その患者さんとは14~15年のお付き合いになるのですが、
私が55歳になることや
2人の子供たちはすでに長野離れて生活していることなどを、
お話しすると驚いていらっしゃいました。
「まだ40代半ばで、お子さんも小さいイメージでいました」
「結構、お年なんですね~」とおっしゃるので、
「ちゃんと、あなたと一緒に1年ずつ年をとっていますよ」と言って大笑いしました。
私は幼少の頃から・・・(というのも変ですが)
ずっと年齢より若く見られてきました。
特に整った顔ではないのですが、若く見られる顔つきなのです。
女性の場合は「良いわね~若く見えて」ですみますが
(家内もよく私にそう言いいます・・)
男性の場合複雑です。
どうも、貫禄が出ないし頼りなく見られがちです。
大学病院にいた時は
患者さんが指導医(私)と研修医を明らかに間違えていることも多かったですし、
関連病院に派遣されたときも、
研修医の先生がその病院の職員に
「今度、部下の先生がいらっしゃたのね~」と
声をかけれらる始末でした。
私の年齢など、ホームページでも調べなければわかりませんから、
受診される患者様も、私を実年齢より若く思っている方も多いでしょう。
今となっては、若く見えるのも悪くない年齢になってきましたが、
いくら若く見えても中身は年齢相応です。
腰痛は年々悪化しますし、皮下脂肪も気になるようになり
左肩も上がらなくなってきています。
そう、残された人生の時間が延びているわけではありません。
企業に勤めていれば定年退職まで5年、
周囲には早期退職して人生の方向を変えた友人たちもいます。
「先生、若く見えるけど結構年なのね・・・」って
わかっていますよ~!
結構年なのは、自分自身が一番実感しているんです。
わかっているからこそ
今すべきこと・・・を後回しにしてはいけない。
いつかやりたかったことを、
実行すべき年になっている・・・そんなことを思っています。
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