院長ブログ

ゆっくり急げ~Fastina lente~

年齢不相応
2016.5.16

先日診察中にある患者さんと年齢の話になりました。

その患者さんとは14~15年のお付き合いになるのですが、

私が55歳になることや

2人の子供たちはすでに長野離れて生活していることなどを、

お話しすると驚いていらっしゃいました。

「まだ40代半ばで、お子さんも小さいイメージでいました」

「結構、お年なんですね~」とおっしゃるので、

「ちゃんと、あなたと一緒に1年ずつ年をとっていますよ」と言って大笑いしました。

 

私は幼少の頃から・・・(というのも変ですが)

ずっと年齢より若く見られてきました。

特に整った顔ではないのですが、若く見られる顔つきなのです。

女性の場合は「良いわね~若く見えて」ですみますが

(家内もよく私にそう言いいます・・)

男性の場合複雑です。

どうも、貫禄が出ないし頼りなく見られがちです。

大学病院にいた時は

患者さんが指導医(私)と研修医を明らかに間違えていることも多かったですし、

関連病院に派遣されたときも、

研修医の先生がその病院の職員に

「今度、部下の先生がいらっしゃたのね~」と

声をかけれらる始末でした。

 

私の年齢など、ホームページでも調べなければわかりませんから、

受診される患者様も、私を実年齢より若く思っている方も多いでしょう。

今となっては、若く見えるのも悪くない年齢になってきましたが、

いくら若く見えても中身は年齢相応です。

腰痛は年々悪化しますし、皮下脂肪も気になるようになり

左肩も上がらなくなってきています。

そう、残された人生の時間が延びているわけではありません。

企業に勤めていれば定年退職まで5年、

周囲には早期退職して人生の方向を変えた友人たちもいます。

 

「先生、若く見えるけど結構年なのね・・・」って

わかっていますよ~!

結構年なのは、自分自身が一番実感しているんです。

わかっているからこそ

今すべきこと・・・を後回しにしてはいけない。

いつかやりたかったことを、

実行すべき年になっている・・・そんなことを思っています。

 

==甘利内科呼吸器科クリニック==呼吸器内科==アレルギー科==長野市==

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