運動数分後に喘息発作や咳発作が起きる運動誘発性喘息は、
重症の喘息で80%以上、中等症で50~60%、軽症でも約10%に起きると言われています。
運動誘発性喘息の延長上にあるのがアスリート喘息ですが、
一般の運動誘発性喘息が運動の強度と相関するのに対して、
アスリート喘息は常に苦しいトレーニングをしているために症状が出ても
「トレーニングしているのだから当たり前」と考えて気がつかない場合が多いようです。
最近ではアマチュアの方々もマラソンやトライアスロンに参加するために、
かなり激しいトレーニングをされているようです。
もし、運動を始めると咳がでる、調子に波がある、
トレーニング中は問題ないのにトレーニング直後に咳き込むような方は、
一度運動誘発性喘息を疑っても良いでしょう。
==甘利内科呼吸器科クリニック 長野市 呼吸器科 アレルギー科==