当院の院長は1961年生まれで、2021年に60歳の還暦を迎えました。
まだまだ現役で働くことが出来ると自負している一方で、限られた時間で多くの患者さんを診察するような診療スタイルがだんだん難しくなってきました。 年齢を重ねると誰もが感じる「若い頃は出来たのに・・・」は院長自身も実感しています。
医師として「頑張れば出来る」「チョット無理をすればできる」と30年以上やってきましたが、 自分の残りの人生の時間を思うときに、求められるがままに受け入れていくような診察スタイルは自分自身のためにも患者さんのためにもならないと考えています。
当院が予約制を導入したり診察人数を制限したりしているのは、詰め込まれて追われるような診療に限界を感じているからです。私自身やスタッフは勿論ですが、患者さんの時間や通院の負担を減らし、お互いに気持ちの余裕を持ってお付き合いすることが、当院の目指す診療には大切だと考えています。
私もいつか聴診器を置いて診療を離れる日が来ます、それが数年先なのか?何年も先の話なのか?は現時点ではわかりません。いつでも未来は伸ばした手の少し先にあります。
今の当院の考え方を受け入れてくださる患者さんに感謝をしながら、日々診療を続けていきたいと考えています。
==甘利内科呼吸器科クリニック==呼吸器内科==アレルギー科==長野市==