先日、風力発電の開発で最先端を行く
九州大学の大屋教授の話を聞く機会がありました。
風力発電と言えば大きな風車に吹き付ける風を利用するイメージですが
先生のお話では、風車の風下側に陰圧を作ってあげると、
より効率がよい風が風車に流れるのだそうです。
風の流れを水の流れにたとえると、
水は高いところから低いところに流れますから、
水を流したければ目的地に向かって、
高低差を作ってあげればよいことになります。、
水を強制的に目的地に運ぶのは大変な労力と負担がかかりますが、
適切な高低差を作れば水は自然に流れて目的地に到達します。
病気の治療というのも同様な気がします。
ただ薬を処方して生活習慣の改善をせまってもうまくいきません。
それぞれの生活という流れの中で、
風を風車に誘い込むように、
水を目的地に引き込むように、
治療目標への適切な流れを作ること・・・・・
そういう治療が大切なんだと感じています。
長野市 篠ノ井 内科・呼吸器内科・アレルギー科 甘利内科呼吸器科クリニック